2002.10.3~12.23
刀剣と刀装具

 近世(江戸時代)を通じての肥後熊本の造形文化の成熟度、達成度の豊かさや高さには驚くべきものがあります。
金工の分野では、春日派(林派)、平田派、志水派を中心とする洗練度の高い多様な肥後金具の流れ。そしてその最初期に細川三斎・宮本武蔵の独自で先駆的な活動があったことは忘れてはなりません。これらの存在は、製作と受容の両面における近世肥後人の並々ならぬ美意識や関心の高さを物語るものといえましょう。
今回の展観は、近世肥後文化の豊かな達成の様相を金工・刀装工芸の上に見ようとするものです。(館長 島田真祐)