
- 公益財団法人 島田美術館
- 〒860-0073
熊本県熊本市西区島崎4-5-28
TEL 096-352-4597
FAX 096-324-8749
田辺恭一 町は美しい

- 会期
- 2022年5月26日(木)~6月12日(日)
- 観覧料
- 無料
- 概要
- 懐かしの町、深い緑
道沿いに平屋の民家が連なります。マンションもこじゃれたお店もありません。一言で言えば「昭和の通り」でしょうか。
「辻絵師」田辺恭一さんが描いた町並みです。ただそこはメーンストリートではなく、一歩足を踏み入れた先の狭い通りがほとんどでした。まっすぐ偏屈ですねえ。飄々としたお人柄そのもの。見る者をほっこりさせてくれる所以です。
毎年開いていた個展。絵の前に立つとなんとも心温かくなったものです。絵についた説明文は絵とは離れて映画の話でした。画題ではありません。そしてよく見ると街角に映画の看板が立っていたりします。
島田美術館では、1989年、改装前のギャラリーで個展をされました。街中から離れて緑に覆われたここが気に入られたようで、ギャラリーの窓越しに見た風景などや美術館の庭を描き、町の作品ともども当館に数多く置いていかれました。
せっかくなら多くの方の目に触れてほしいと、緑の映えるこの季節に作品展を企画しました。ああこんな町だったと懐かしむもよしキャンパスの中の緑の深さに浸るもよし、思い思いの「町」をお楽しみください。
公益財団法人島田美術館
2022年5月
- プロフィール
- 田辺恭一(たなべ きょういち)
1918年熊本市川端町に生まれる。家業興行師。
1938年熊本県立師範学校卒業。
1945年硯台小学校勤務中、6月応召。鹿児島県指宿の陣地で敗戦を迎え、9月13日熊本県多良木で復員。
1947年新制の出水中学へ移り、以後退職まで中学校美術科教員を務める。
1953年武蔵野美校(通信)入学。3年中途退学。
1954年日展入選。以後断続的に出品。
1958年東光会会員。15年ほどで退会。日展出品もやめる。
1977年託麻中学校を最後に教員退職。その後、個展活動(「町」シリーズ)に専念。
1988年雑誌「暗河」に戦記「加久藤越」を発表。
著作に、画集『町は美しい』、小説『川向こうの団欒』、小説『町は消えていた』『加久藤越』がある。
2013年2月4日 死去
初夏を装う 優しい和の布
- 会期
- 2022年5月19日(木)~23日(日)
- 観覧料
- 無料
- プロフィール
- アトリエLee布主宰:内田晶子
1997年着物からのイージーオーダーとオリジナル既製品を中心にアトリエLee布(リーフ)をスタート。
デパート中心に活動。
2003年横浜STスポットにて、ファッションパフォーマンスショーを開催。
その後、2012年頃より、静岡、福岡、熊本のギャラリーでの出店を経て、現在は東京、神奈川のギャラリーを中心に活動中。
- 作家コメント
- 絹・麻・綿、着物地だけでなく洋服地も取り入れ季節感豊かな創作服をお楽しみいただけます。
財満晋平 陶展

- 会期
- 2022年4月29日(金)~5月8日(日)
- 観覧料
- 無料
- 概要
- 鉄錆を思わせるうつわ、粉引、三島手など、民芸的な味わいからモダンなものまで、和洋を問わず料理をそっと引き立ててくれる日々のうつわ。この初夏の新作が揃います。
- プロフィール
- 財満晋平(ざいま しんぺい)
2005年 沖縄県立芸術大学 デザイン工芸学部卒業
2006年 愛知県常滑市立陶芸研究所 終了
2008年~ 広島県東広島市安芸津町にて陶器を中心に制作
山葡萄とあけびの籠展

- 会期
- 2022年4月15日(金)~24日(日)
- 観覧料
- 無料
- プロフィール
- ギャラリー満
熊本県熊本市中央区新屋敷 1 丁目 2−4−1F
096-372-3101
ギャラリーブログ
- 作家コメント
- 青森から山葡萄とあけびの籠を集めました。
季節を問わず日々活躍する手編みの籠たち。
洋服だけでなく着物にも合わせてお楽しみください。