カシミールショールとインドの古いアクセサリー 光と影の織りなす美しさを象徴する手の工芸
- 会期
- 2025年10月15日(水)~20日(月)
- 観覧料
- 無料
- プロフィール
- 津田晴美(つだ はるみ)
1950年生まれ。東京にて美大卒業以降1970-80年代は、建築、ファッション、テキスタイルの会社を経て、雑誌の創刊準備からホテルや百貨店など多数の計画に参加してきた。株式会社ペンプラスインク設立。
1990年代はテキスタイル展や美術展の監修およびセミナーを開催してきた。
2006年展覧会と連動したショウルームQUINTESSENCEを開廊。2013年熊本に移転しQUINTESSENCEのギャラリー運営と空間デザイン及びプランニングをしている。ライフスタイルの著書多数、自然科学の翻訳。
- 作家コメント
- 光と影の織りなす美しさを象徴する手の工芸
クインテッセンスは東京で開廊して10年を経たのち、熊本の地に移転して今年10年目となりました。長きにわたるコレクションの中から、今回は光と影の織りなす美しさを象徴する2つのテーマをご展示いたします。
ひとつめはナポレオンの時代から王侯貴族を夢中にさせたカシミールのショールの古いものと新しいものをとも展示いたします。ひと目見たら忘れがたい色彩は美しく澄んだ空気のカシミールの地でしかなしえないセンス、そして集中力を要する祈りにも似た精緻な手仕事、今に伝わるソズニ刺繍やカニ織りの逸品をご堪能ください。
加えて、ヨーロッパのジュエリーの概念をくつがえす古い印度のアクセサリーもご案内しています。石そのものに穴をあけて宙に浮くような効果をだしたり、石そのものが光湛えるが如く台座に穴をあけて逆光を取り入れたり、光を操る独自の細工を散りばめた輝きははむしろ傍で眺める人を楽しませるためにあるかのよう。

最終更新日:[2025年10月01日]